吉村研究室が「鯖江市東陽中学校 さばポタ自転車遠足」の実施支援をおこないました。


2022年10月11日(火)に鯖江市東陽中学校からのご依頼により、本学まちづくりデザインセンター、工学部建築土木工学科 交通まちづくり(吉村)研究室、鯖江商工会議所と協働して「鯖江市東陽中学校 さばポタ自転車遠足」の実施支援を行いました。
今回のさばポタ自転車遠足は「自転車を活用したまちづくり」に関する取り組みとして進めてきた「さばポタdeさばレポ」を中学生の校外学習(まちづくり学習)としておこなうもので、吉村研究室と鯖江商工会議所が東陽中学校と連携し、事前レクチャーやルート選定など準備を進めてきたものです。
東陽中学校1年生は、これまでにSDGsに関連する学びのなかで得た情報としての「知識」を持っています。校外学習では、自転車でのまち巡りを通した体験によって、自分ごととしてのSDGsへの理解を深めていきます。
午前8時半、約90名の中学生たちは12グループに分かれて東陽中学校を出発。鯖江市内を自転車で散歩(ポタリング)しながら寺社や商店街のお店など決められたポイントを訪ねて店主や神主さんらにヒアリングをおこないました。店舗や寺社の来歴、仕事で特に注意していることなど、中学生たちは様々な質問を通して地元・鯖江の歴史や魅力に触れました。
商店街に来られていた住民の方からは、「今日の商店街は、中学生たちが来てくれたおかげで活気付いている。このような内容の校外学習をしてくれてありがとう。」といった声も聞かれました。
ゴールの西山公園には正午に到着。修了式では、中学生からは「道に迷ったが、グループのみんなで力を合わせてゴールできてうれしかった」「いつもは自動車で通り過ぎるだけだったが、自転車で走ったことで匂いや風を感じられて気持ちよかった」などの感想が聞かれました。
中学生たちは普段気が付きにくい鯖江の隠れた魅力の一端に触れるとともに、ポタリングでまちを巡る楽しさにも気が付けた様子でした。次は、「まちの未来を変えていくアクション」、一人ひとりが意識をもって、これからの中学生活を送ってほしいと願っています。
なお、本事業には寺社、商店、企業、SDGs関連組織、観光協会といった約20もの団体にご協力いただきました。ご協力いただき、ありがとうございました。
◆当日の様子を福井テレビ様に取材いただきました。こちらからご覧になれます