産官学で地域の未来を創る。星空保護区認定を目指して|KANAIGAKUEN ACTION BOOK|金井学園

三者代表揃っての記念写真


福井県大野市×福井工業大学×パナソニック(株) 産学官連携事業
「星空に優しい照明」試験設置と「星空保護認定」の申請に関するメディア向け発表会
日時: 2020年10月29日(木) 11:00
場所: 大野市役所ロビー 特設会場
本学参加者:学長 掛下知行教授/電気電子工学科 中城智之教授/建築土木工学科 下川勇教授

 

これまでの連携の経緯

 

福井工業大学は、大野市と平成30年に相互連携協定を締結して以来、宇宙をキーワードにした大学の研究ブランディング事業(ふくいPHOENIXプロジェクト~観光文化研究軸)を通じて様々な連携事業を行ってまいりました。

その一環として、昨年3月には大野市の「美しい星空を観光資源として活用する」ことについて考えるシンポジウムを協働で開催しています。そこでは、国際ダークスカイ協会(天文関係者、照明関係、環境、法律の専門家からなる光害の観測や条例制定活動を行うNPO団体)の協力も得て、大野市近郊の星空の持つ魅力や市街地ならではの※光害(ひかりがい)の問題ついて、集まった市民100名余りの皆さんと考える機会を持ちました。

※光害とは・・・
「照明の設置方法や配光が不適切で、景観や周辺環境への配慮が不十分なために起こるさまざまな影響をいいます。(環境省HPより
 


 

星空保護区認定申請について

 

石山志保大野市長はこの日、中部縦貫自動車道の開通と北陸新幹線の敦賀延伸が控えるこれからの数年を好機ととらえ、これからも住み続けたいまちづくりを推進するための魅力づくりのひとつとして、令和5年度に「星空保護区認定」の取得を目標として申請を行うこととした、と公表しました。

今回、大野市が申請を予定しているのは星空保護区の中に6つあるカテゴリーの中の、「アーバン・ナイトスカイプレイス」というカテゴリー。大野市中心市街地からほど近い距離で都市の人たちが星空を楽しめる環境を提供できることが要件となります。そのためには、現在の外灯は明るすぎるのです。

そこで、大野市はこの国際ダークスカイ協会の認証を得たパナソニック社製のLED防犯灯2灯を大野市の南六呂師に試験設置し、その結果をもとにこの地区での星空保護区認定に必要な光害軽減を目指した外灯整備を行っていくことになります。

 


大野市役所ロビー会見会場

パナソニック社製 星空にやさしい照明(防犯灯)の実物


 

活動の今後について

 

平成16・17年にはこの環境省から日本一美しい星空に認定されている大野市。福井工業大学では、その星空の価値を科学的に測定するだけではなく、六呂師高原でハンモックに寝そべって星空を観測したり、星空にランタンに飛ばしたりするイベントを地元企業や大野市と取り組むなど、星空誘客コンテンツの開発などにも参画してまいりました。

 今回の申請をこうして広く広報することで、産官学が協働した星空保護と地域の活性化、観光促進などの活動にさらなる弾みがつき、「わたしたちも協力したい。」と言ってくださるパートナーをもっと増やしていきたいと石山市長は力を込めて話されました。それに対し、掛下学長は挨拶の中で、そのパートナーの第一人者として、大学の持つ「知」を通して貢献していくと述べました。

美しい星空の見える大野市を世界遺産に。 この認定申請の発表会が、そんな夢への第一歩を踏み出した記念日となるかもしれません。

(金井学園広報 KEI NEWS STAND)

 


掛下学長_会見挨拶

左:パナソニック代表 小山様 中央:石山大野市長 右:掛下学長


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