コロナ禍のなか 公民館のチャレンジに応える
福井工業大学 地域連携研究推進センター(リンク) は、地域社会に開かれた大学を目指し、本学が有する資源を積極的に開放すべく自治体との連携活動や出前講義・出前実験、科学実験キャラバン、ロボット事業、未来塾等による社会貢献活動を行っています。
しかしながら令和2年度前期については、コロナ禍の中で大学の講義さえもほとんどオンラインで実施されており、センターの活動もほとんど中止を余儀なくされていました。そんな状況下でしたが、多くの方々から講座再開の要望が寄せられたこともあり、後期(10月~)より今年度の授業対応で一気に導入の進んだICT機器等を活用し、オンラインでの公開講座を再開することとなりました。
一方、本学福井キャンパスからもほど近く、従前より交流のある湊公民館様から、「withコロナ時代に向けた新しい講座スタイル」」としてこのオンライン講座を公民館を会場として実施できないかとご提案がありました。地域住民の皆さんの生活に近い場所で、教育、学術、文化に関する各種事業を行い、地域のコミュニケーションの場として活動されている同公民館のご意向に賛同。大学と公民館のオンライン機器設定を社会連携推進センターのスタッフがサポートし、環境食品応用化学科の大能俊久教授による教養講座を実施する運びとなったのです。
地域でのまなびを共に 「知」の拠点である大学のこれから
大能教授による講座の内容は「発酵食品を知ろう」ということで、シニア世代には馴染みのある食品が多いテーマであった事と、受講生の皆さんが慣れ親しんだ公民館で気心の知れた方の集まりだったこともあってか、熱心かつ和やかに聴講いただくことができました。講義の途中で多少WiFiの環境等のトラブルもありましたが、ご参加いただいた皆様からは好評をいただけたようです。参加いただいた市民の皆様、公民館長様をはじめ職員の皆様ありがとうございました。
大学の公開講座は、これからも地域の皆様の学びたいという意欲にできる限り応えてまいります。
.