2022年9月14日(水)~17日(土)の4日間、『ラーニングワーケーションin永平寺町(永平寺町、一般社団法人永平寺町観光物産協会、日本能率協会マネジメントセンター 主催)が開催され、本学 環境情報学部デザイン学科 3年生4名(三寺研究室所属)が参加しました。今回のワーケーションは首都圏在住の社会人を対象としたものであり、福井県内在住の大学生との意見交換できる機会として企画されています。座学だけではなく永平寺町内でのフィールドワークやアイディアソンといった様々な観点から地域を考えるプログラムが組まれていました。
今回お邪魔したセッション(3日目)では福井県立大学 高野准教授を講師に招き「永平寺町とウェルビーイング」をテーマに講演が行われました。ウェルビーイングの概念を理解するために、参加者は4グループに分かれ「ウェルビーイングカード」を使った自己紹介を行いました。その後、ウェルビーイングの定義やこのような考え方が生まれてきた背景などが説明され、現在の永平寺町においてウェルビーイングがまちづくりや行政にどのように活用されているかが紹介されました。
講演ののち、参加者は「永」「平」「寺」の3チームに分かれてアイディアソンに臨みました。各チームには福井工業大学、福井大学、福井県立大学から参加した大学生も参加。「サスティナブルなまちづくりのために私たちができること」がテーマに設定され議論が始まりました。最初はなかなか議論が進まない雰囲気のあるチームもありましたが、付箋に各々の考えやアイディアを書き出し、それらをグループ分けしてゆく中で次第に意見が活発に出てくるようになりました。各チームは最終日17日の発表に向けてアイディアのブラッシュアップを進めてゆきました。
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普段は同年代同士で話すことが多い学生にとって、社会人の方と意見を交わす貴重な経験をすることができる機会は得難いものです。また、県内他大学の学生とも交流できたため、参加した学生にとって非常に有意義な経験ができたアイディアソンであったと言えるでしょう。
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◆FUTまちづくりセンター
福井工業大学では「FUTまちづくりデザインセンター」を設置し、産業界や自治体などと連携しながら「ヒト」づくりを通じた「モノ」や「コト」のデザインの創出によって社会・地域の産業発展と生活の質向上など、より良い社会・地域を実現できる拠点として活動を進めています。
◆「ラーニングワーケーションin永平寺町」について
この事業では永平寺町・永平寺町観光物産協会・日本能率協会マネジメントセンターが進める「永平寺町ならではの学び」を取り入れたワーケーションを実施しています。「ウェルビーイング~禅と永平寺町でも学び、大学生とのアイディアソン~」とテーマとして首都圏の社会人の方と福井の大学生とのアイディアソンを通して地域・世代を超えた交流を行うことができるプログラムが組まれています。
※ウェルビーイング(Well-being)とは
心身と社会的な健康を意味する概念。満足した生活が送ることができている状態、幸福な状態、充実した状態など多面的な幸せを表す言葉です。「Happiness」が瞬間的な幸せを表すことに対して「Well-being」は持続的な幸せを意味します。
レポート|金井学園広報 「知」をつなぐ。「未来」を創る