2月12日(日)三国北小学校にて、避難所開設訓練(みくに地区まちづくり協議会主催)が行われました。今回の避難所開設訓練の狙いの一つは冬期の寒さを体験すること。避難訓練は通常、天候の穏やかな春や秋に行われることが多いですが、真冬に行うことで『寒さ対策に何が必要か』を実感してもらうため、この時期の開催となりました。
坂井市防災会議のメンバーで、みくに地区まちづくり協議会のアドバイザーでもある本学工学部建築土木工学科の竹田周平教授が防災ミニ講義を担当。「行政からの避難指示が、結果的に被害がなかったとしても“空振り”ではなく練習のための“素振り”だと思って欲しい」とプラス思考で考えることを提案しました。
避難所開設訓練では、テントやダンボールベッド、簡易トイレを組み立てました。参加した地域住民の方からは「底冷えする体育館では、床に座ったり寝たりすることは到底できないことが実感できた。防寒シートなどを普段から備蓄する重要性がわかった」「子供でも簡単に組み立てられるベッドはありがたい」という意見がありました。
参加した大学生は「避難訓練を体験できて、本当に災害が起こった時にとても役に立つと思った。多くの地域の方に参加していただき、このような訓練を継続的に行っていくことが大切だと感じた。」と話していました。
地域住民の方にとっても、学生にとっても、リアルな避難所生活を体験することにより、「備えること」の大切さを実感した様子でした。