福井市殿下地区にある養蜂場(でんがはちみつ倶楽部)、環境学部環境食品応用化学科 笠井利浩教授、経営情報学部経営情報学科 北上眞二教授が協働し、IoTを利用した養蜂支援システムを開発しました。
このシステムはミツバチの様子をカメラで10分ごとに自動撮影し、専用サイトにアクセスするといつでもミツバチの様子を見ることができます。また巣箱の中と外に取り付けたセンサーで温度や湿度を計測しデータとして保存。温度や湿度の変化によって、ミツバチの行動がどのように変化するかを観察することが可能です。
令和5年7月25日(火)、養蜂場にある殿下小学校の児童がお世話をしている巣箱にこの支援システムを設置。笠井教授が児童たちにシステムの使い方を説明しました。児童たちは「どこからでもタブレットでミツバチの様子が観察できて便利」と喜んでいました。
ミツバチは温度や湿度の変化に敏感であるため、温暖化などの気候変動が生態に影響すると言われています。ミツバチの観察を通して環境問題を考えるきっかけになればと考えています。