雨水の清酒への利用可能性を検証実験
本学 環境食品応用化学科 笠井研究室では、雨水の新たな可能性を拓く取り組みとして『あまみず飲料化プロジェクト』を推進しています。その一環として、このたび雨水を清酒の仕込み水として利用する研究に着手しました。
県食品加工研究所の協力のもと、事前に少量の醸造試験を行うことにより、雨水の清酒への利用可能性を検証します。
日 時 令和7年9月16日(火)14:00~16:00
場 所 福井県食品加工研究所 技術相談室、検査鑑定室 (坂井市丸岡町坪ノ内1-1-1)
内 容 清酒は、微生物の発酵(米でんぷんの糖化とアルコールの生成)によって作られる。しかしながら、浄化した雨水の水質は軟水でミネラルが少ないため、お酒を造る微生物にとってはアルコールを作りにくい環境にあると推測される。また、これまでに雨水を用いて清酒を醸造した事例は無い。そこで、県食品加工研究所の協力のもと、事前に少量の醸造試験を行うことにより、雨水の清酒への利用可能性を検証する。
(1)清酒醸造の基礎セミナー
(2)総米200gの仕込み(添仕込みと仲留仕込み準備)
(3)機器分析のデモンストレーション
参加者 福井工業大学 環境食品応用化学科 笠井利浩教授
笠井研究室3年生2名