顔認識と生成AIを活用した文具診断(AI文具診断)実証実験
本学AI & IoTセンターは、株式会社ホリタ(代表取締役: 堀田敏史 氏)と協働し、生成AIを用いて小売業界の顧客対応の向上を目指す共同研究を進めています。
今回、顔認識技術と縦型タッチスクリーンディスプレイを活用した実証実験を以下の日程で実施します。
日 時 令和6年12月22日(日) 10:00~12:00
場 所 ホリタ文具春江店(坂井市春江町江留下高道 84-1)
参加予定者
AI & IoTセンター長 芥子育雄 教授 研究室所属学生
本学 工学部 電気電子工学科4年生2名
本学 大学院工学研究科 電気電子情報工学コース2年生1名
実験目的
本実験では、性別、年代、利用シーンに基づいた、生成AIを活用したパーソナライズ文具診断が、販売促進効果に与える影響を検証します。あわせてWebカメラによる顔認識と43インチ縦型タッチスクリーンディスプレイを用いた文具診断システムの顧客体験を評価します。
実験内容
・顔認識による属性推定:Webカメラを使用して、顧客の顔画像から年齢層と性別を推定します。顔画像は保存せず、一時的なデータ処理のみを行います。
・利用シーンの選択:43インチ縦型タッチスクリーンディスプレイを利用し、お客様に文具の利用シーンを選択していただきます。
・生成AI(Google Gemini1.5Pro)による文具診断:選択された利用シーンと推定された顧客属性に基づき生成AIが文具診断を行います。文具診断結果として、推薦される文具の名称、診断理由と商品画像がディスプレイに表示されます。
・推薦文具の選定:推薦される文具は、事前にホリタ文具店社員が顧客層ごとに選定した「一押し文具」の中から生成AIが選び出します。