平成30年度インターンシップ研修成果発表会を実施しました 学園からのおしらせ 金井学園

学園からのおしらせ

平成30年度インターンシップ研修成果発表会を実施しました

 9月3日から9月14日までの10日間にわたって、県内外の学生5名が、学内の各部署で先輩職員とともに実際の業務体験を行いました。最終日には、熱心に取り組んだ9日間の集大成として、本学教職員に向けて研修成果発表会を行いました。

 まず始めに、研修生一人ひとりに、「社会人として働くこととは」、「学校職員として働くことについて」というテーマで、それぞれが各部署で体験して感じたことや、得られたものを発表していただきました。
 学校という場を学生としてではなく学校職員として過ごし、「働くこと」について考えることで、学校職員の業務の幅広さや社会人としてのコミュニケーション能力や協調性、積極性を学ぶことができたという発表がありました。学生が充実した大学生活を送ることができるように、大学職員という立場でサポートしていくことが重要であることを感じたようでした。

 その後、グループ発表として、「地方における私立大学として生き残るためにできることは何か」というテーマについて、事前課題や各自の業務体験、グループワークでの議論を通し、グループでまとめた内容を発表していただきました。
 発表では、私立大学として生き残るポイントを「高校生が入学したくなる大学とは」「在学生・受験生の保護者から支持される大学とは」「地域・企業から求められる大学とは」という3つの視点から発表がありました。

 研修生は、毎日の業務体験終了後、最終発表に向けて議論を深め、全員で活発に話し合いをしている様子が伺えました。研修生の日誌からは、「幅広い業務に取り組んでいることが理解できた」、「職員の面倒見の良さが留学生の入学につながっている」、「普段できない体験ばかりでとても勉強になった」などの感想がありました。また、実際に業務を指導した先輩職員からは、「研修生の自発的な行動に感心した」との声もあり、初めての体験にも関わらず熱心に取り組んでいる様子が伺えました。

 金井理事長は、「インターンシップを通して自らの考えをまとめ、プレゼンテーションを行う機会は社会人になっても多くあることから、自分の考えや思いを表現できる人材になってほしい。また、学生をインターンシップで受け入れることは、学園にとっても良い刺激になったため今後も続けていきたい」と話しました。

 また、インターンシップ全体の講評として、田中常務は、「今後、就職活動を行う中で、企業のために貢献できることを考え、自己実現ができる企業選択が必要である。今回のインターンシップの経験を今後の学生生活に活かしてほしい」とエールを送りました。

 10日間という、長期スケジュールの中でインターンシップを通し社会人として働くこと、さらには与えられたテーマに向かって真摯に取り組む姿は、職員にとっても大変感心させられました。本学でのインターンシップの取り組みが参加学生の今後の就職活動に役立てていただければ幸いです。